ご挨拶

第14回日本臨床救急医学会総会・学術集会開催にあたって

会長 浅井 康文
(札幌医科大学医学部救急集中治療医学講座、高度救命救急センター)

この度、第14回日本臨床救急医学会総会・学術集会を北の大地の札幌で、2011年6月2〜4日に渡って開催させて頂ける栄誉を頂きましたことに、有賀徹理事長を始め、理事、評議員、会員の皆様に、厚く御礼を申し上げ、有意義な会にするように全力を尽くしたいと思います。今回のテーマは、「多職種の連携の構築」で、もとよりこれは本学会の基本的コンセプトと思います。これに沿って、会長は私が行い、副会長として札幌市立大学副学長の中村惠子教授と北海道救急医学会救急隊員部会部会長である遠藤敏晴札幌市消防局長の3人のトロイカ体制(三位一体)で学会を運営いたします。

テーマに沿って、日本臨床救急医学会の多職種連携委員会の “救急医療における多職種の専門性(あるいは役割)”のテーマで各職種を代表した演者によるワークショップを企画いたします。来年度より日本臨床救急医学会認定「救急認定薬剤師」制度が始まり、薬剤師の会員が急増しておりますので、薬剤師の認定制度に向けての現状や各施設での救急医療集中治療への関与等々のセッションも設けます。また放射線技師の会である日本救急撮影技師認定機構から学会への積極的な参加の表示があり、「救急診療における放射線技術の最適化を考える」のセッションを考えています。

学会では教育講演を10演題位考えて、臨床救急に関わるエキスパートにお話を依頼したいと思います。皆様の意見や知恵を基に、プログラムを組みたいと思いますので、たくさんの演題応募を期待しております。学会二日目には、メディカルラリーを企画しており、救急隊員向け小児の病院前救護コースの開催も企画中です。

学会第1日目の夕方は、学会会場である札幌コンベンションセンターにて、北海道の新鮮な食事とビールを用意して会員懇親会を開きますので、どうぞ奮ってご参加下さい。本学会についてのご要望があれば、事務局長の森和久、副事務局長の丹野克俊(contact@14th-jsem.org)までお寄せ下さい。

さわやかな6月の札幌にて、皆様をお待ちしております。