ご挨拶

第9回日本Awake Surgery研究会を2011年9月8日に横浜(日石横浜ホール)において開催させていただきます。 2003年 嘉山 孝正 先生によって創立された本研究会では、Awake Surgeryの日本版ガイドラインを作成するとともに、ニューロサイエンスに基づく脳神経外科治療法・検査法の確立が着々と進められてきています。脳神経外科医、神経内科医、麻酔科医、神経放射線科医、神経心理学者、神経科学者、言語聴覚士が意見交換するユニークな会で、会長は各分野からの持ち回りです。今回は脳神経外科の立場からテーマを「Awake Surgeryの検証と位置付け」とさせていただきました。日進月歩のニューロサイエンスの知識が臨床に直結するAwake Surgeryではガイドライン初版が完成した時期からすでに次の改訂に向けての準備をする姿勢が必要です。一般演題とシンポジウム(一部演者指定)では、Awake Surgeryの今後の位置づけを明らかにするために、手技の工夫や合併症への対処から適応判断についてまで議論していただきます。
特別講演では臨床神経心理学がご専門の札幌医科大学 石合 純夫 先生にご講演いただく予定です。
多くのブレインが集まり議論し若手が学ぶ、実りある研究会になるよう皆様のご参会ご協力をお願い申し上げます。


2011年6月
第9回日本Awake Surgery研究会
会長 三國信啓


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